ジェネリック医薬品とは？
先発品の特許が切れた有効成分を含む医薬品が、ジェネリック医薬品です。
皆様のイメージは、同じ成分で価格が安い医薬品だと思います。
ジェネリック医薬品はなぜ安いのか？
この金額が安い理由は、先発品は約100億円と約10年の費用と時間をかけて製品開発を行いますが、ジェネリック医薬品では開発そのものの費用を掛けずに特許の切れた有効成分を使用します。
その為必要な試験は、
・安全性と同等性を証明するために規格試験（有効成分の純度や量の確認）
・溶出試験（体内での溶け方の確認）
・生物学的同等性試験（新薬と同等の体内への吸収速度の確認）
・安定性試験（長期保存や日光等により品質が変化しない事の確認）
を行います。
この様に有効成分の品質や体内への吸収速度や安定性の確認を行い医薬品としての確認を行っているのです。その為、掛かる費用も時間も少なくて済むため安価に供給が可能になっています。
安全な医薬品です。
ジェネリック医薬品は、価格が安価だと言っても粗悪品という事ではありません。
生産体制や品質管理は厳しい法規制の下で作られていますので、安全にご使用して頂けるのです。
現在、ジェネリック医薬品の普及率は厚生労働省の働きかけにより、使用割合が80%近くになっており、多くのジェネリック医薬品が使用されています。
