界面活性剤とは。
私たちは、日々“界面活性剤”に囲まれて生活を送っています。
界面活性剤は、食器用洗剤や洗濯用洗剤やシャンプーやリンスさらには、化粧品や食品にも含まれています。
界面活性剤の性質
界面活性剤は、水に溶ける部分と油に溶ける部分の両方の性質を持っています。その為、水と油が混ざりあう事が出来るようになります。その作用は、界面活性剤が球状になり外側に水に馴染む部分が並び内側に油が馴染む部分が並ぶようになり、球の中心部分に油が閉じ込められた構造体を作るようになりその結果、本来であれば溶け合う事の無い水と油が溶けある事が出来るのです。ドレッシングのような乳白色液体が水と油が交じり合った状態なのです。
油の汚れはなぜ取れるの。
洗剤の油汚れを綺麗にする作用もこれと同じで界面活性剤の球体の中心に油汚れが閉じ込められて油が取れるのです。
さらに、この水と油を馴染ませる性質を利用しているのが、化粧品のクリームになります。
この様に界面活性剤は、現代の生活に無くてはならない物になっています。
界面活性剤を使った製品
界面活性剤は、我々の生活の場面だけではなく、研究の場面でも幅広く使用されています。
例えば、弊社で取り扱いの始まったProtiFi社のS-Trap™というキットは、不溶性タンパク質（タンパク質には、水に溶けやすいタンパク質と溶けにくいタンパク質が有ります。）を界面活性剤の力を借りて完全に水に溶かした後、処理が出来る唯一の商品です。