第46回 BMSカンファレンス
月日: 2019年7月8日(月)~7月10日(水)
会場: 北海道 札幌北広島クラッセホテル
第46回BMSカンファレンスに参加して参りました。今回の参加者は約130人でした。 今回のテーマは、“Mass spectrometrists、be ambitious 〜MSに願いを〜”もちろん有名なクラーク博士の“Boys be ambitious”から来ていますが、今回の開催地である北海道北広島市のエンブレムにもクラーク博士が描かれており、北広島市はクラーク博士と縁のある土地という事で選ばれたとの事でした。 私自身は、初めてBMSカンファレンスに参加させて頂きましたが、質量分析の基本的な部分から最新の質量分析に関する情報や問題点に至るまで活発な発表及び質疑応答が行われている事が印象的であり大変勉強になりました。 特に印象に残った演題としましては、2演題ありました。 二つ目は最新のバイオマーカー探索の手段として近年メタボローム解析が注目されている事が紹介されました。メタボローム解析は、代謝物を一斉に測定する手段であり、代謝物は表現系に近く現在の体の状態を反映している場合が多く、注目度も高い分析手法です。しかし、同時にメタボローム解析には他のオーム解析と比べて欠点も多く、今のままでは期待された成果が出せないのでは無いかと危惧されています。この現状に対して、どのように解決していくのか?現状の取り組みなどが紹介され、大規模に集められたメタボロームデータをどのように活用していくのか?という問題には、データベースの構築と定量が大事であることが紹介されました。 今回の基調講演は、旭山動物園・園長の坂東様が「つなぐのは命」という演題で講演されました。 最後にBMSカンファレンスでは、企業展示も多く質量分析計を主に販売しているメーカーや周辺機器を販売しているメーカーが協賛として出展していました。最新の装置のプレゼンの時間も設けられており、最新機種の詳細を知る良い機会であったと思いました。 次回開催地は、那須塩原の那須の御用邸のすぐ近くのリゾートホテル ラフォーレ那須です。次回も是非参加し、お客様やメーカーとの交流を通して営業活動を行って行きたいと思いました。 |
担当:東京営業所 S.T.