トヨタ計測ソリューション2013に展示参加をさせていただきました。「もっといいクルマづくり」をテーマにトヨタ自動車本社の会場に、毎年3,000名を超える関係者様が訪れます。
「見て」「触って」「体感できる」実機の展示という趣旨の提案型の展示会として毎年非常に賑わっています。
弊社としては三回目の参加となりますが、ブルカーAXS社ナノ事業部の最新機種二台の展示をさせていただきました。
昨年からご紹介させて頂いております、トライボロジーテスターUMTと、光干渉表面計装置のContourGTの実機を展示いたしました。
トライボロジーテスターUMTは、他社様が展示をしていないユニークな装置で、摩擦、摩耗、研磨、弾性、疲労など200種類に及ぶオプションを有し、それを一台で行うことができる非常に多芸な装置です。
自動車は機能以上に安全安心が最も重要なことであると考えます。それには何万点というパーツを正確に長期間にわたり正常稼働させるために、あらゆる材料を多面的に評価する必要があります。
人と車が社会共存する以上、どんなニーズにも対応できるトライボロジーテスターUMTは、多種多様な部署のお客様に興味を持っていただける製品と考えております。
ContourGTは、最新の非破壊3D表面観察の機械で、視覚的にサンプルの表面構造をパソコン上で表示してご覧いただきました。カラフルな測定データを目にして、足を止めてくださる方が多かった印象があります。
ほとんどの方が『今までの観察装置と何が違うんですか?』と、興味を持って、ご質問していただきました。この白色干渉方式は今までのマイクロスコープやレーザー顕微鏡より『驚異的な測定スピード』『Z方向の分解能』の二点が大きく優れています。
今まで見えなかった世界を、さらに広い範囲で見ることができる為、これまで対応できなかった測定ニーズに、ご提案できる新しい装置になります。
フェア当日はメーカー持ち込みの測定サンプルでの評価をおこなっておりましたので、今後、様々な部署でのサンプル評価のご要望を頂くものと期待しております。
このContourGTシリーズは30年にわたる技術革新の中で、金属から、半導体、樹脂、フィルムなど様々な分野で鍛え上げられた非常に高いスペックと経験をもちあわせています。
それと同様に自動車にもありとあらゆる分野の最先端の技術が組み込まれています。日本の基幹産業である自動車の技術発展はとどまる事はありません。また、様々な分野での応用・技術発展こそが、日本の景気が上向きになる礎であると思います。
今回の展示を通して、その最先端の技術の底上げとなる装置をご紹介させて頂いたものと確信することができました。
今後もトライボロジーテスターUMT、ContourGTをはじめ弊社取扱い製品を通して、自動車のあらゆる分野の最先端の技術革新の一端に関わらせて頂けると信じております。 |