2011分析展

#レポート2011.09.26

会場:幕張メッセ
月日:2011年9月7日(水)~9日(金)

 東日本大震災の影響もあり、中止、延期も検討されていたが、昨年同様に分析展、科学機器展の合同展が開催されました。残念ながら欧米からの出店社数は減少しましたが、中国をはじめ11カ国が出展。3日間の来場者数は23,474人と大変盛況でした。

展示会に併設し、「新技術説明会」が、幕張メッセに近いホテルニューオータニ幕張、アパホテル&リゾートで行われました。この説明会はメーカー製品の説明のみならず、より良い分析の情報提供する場を目的とし、全313テーマ(昨年302テーマ)の中には基礎から応用までを紹介するセミナー形式をとっている説明会もあり、導入検討するお客様には参考になるセッションが多かったようです。クラウドコンピューターやiPad/iPhone対応など、新しいテクノロジーを分析機器のシステムに応用するテーマもあり、今後の分析システム発展の新しい方向性を予感させられます。

9年前に自社HPの初レポート掲載の情報収取で参加しましたが、その頃に比べもちろんブース数は多く、来場者数も非常に増えています。前回は「四重極とは・・・」と実機を見ながらディーラーでもゆっくりと説明を聞くことが出来る時間帯がありましたが、今回は皆さんが非常に慌ただしく人があふれているブースまで。前回は目にしなかった(覚えていないだけかもしれませんが)光景でした。またHPの製品掲載を担当していている為、カタログ等で製品名、画像を見ていますが、大半の製品の実機を今回初めて見ることが出来、想像以上の大きさに驚き、言葉、文章ではなく実機を見ながら説明を頂き、より製品を知る機会を頂きました。また普段お世話になっているサーモフィッシャーサイエンティフィック社様をはじめ各メーカーの広報担当の方にご挨拶することも出来、よりコミュニケーションを深めていきたいと思います。また商品サンプル管理(バイアル瓶など)の参考になる展示方法や、カタログなど、社内にいては知りえない様々なモノを目にすることが出来、私にとって非常に充実した展示会でした。

実機を目の前にしての説明、各メーカーの製品を比較出来る年一度の分析展は、製品に限らず多くの情報発信がされる場です。是非参加されては如何でしょうか。

『2012 分析展』
2012年9月5日(水)~9月7日(金)
幕張メッセ国際展示場

東海地方では『最新科学機器展』が開催されます。
2012年4月18日(水)~20日(金)
名古屋市中小企業振興会館 吹上ホール

2011年に発売された一部製品をご紹介いたします。
■サーモフィッシャーサイエンティフィック社
『Orbitrap Elite』
最新の高電場Orbitrap搭載でさらなる高速スキャン、高感度分析のハイブリッド質量分析計。最高分解能>240,000
『Q Exactive』
Exactiveの新製品として、Orbitrapに定量性を備える。2011年発売開始。最大分解能140,000。
『Quantum XLS Ultra』
四重極GC/MS/MS。超高感度な定量分析に最適。
■アナリティクイエナジャパン社
『蛍光X線』
放射性セシウム測定用検出器を備え、カドミウムと同時測定が可能な装置もライアンアップ。
■ティーエイインスルツメント社
『Discovery DSC』
拡散接合熱電対を搭載。*US特許取得。2011年発売開始。
各製品にご興味がある方には、資料を送付させて頂きますので、お問い合わせください。

担当 MCG T.M

医薬、食品、環境、材料、バイオなど、様々な分野で使用される分析機器・理化学機器および各種消耗品のことなら中部科学機器へ

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