2011ASMS(American society for mass spectrometry)
会場:アメリカ コロラド州 デンバー
月日:2011年06月5日(日)~9日(木)
今回の59th ASMSは、成田空港からロサンゼルス経由にてデンバーに到着しました。ここデンバーは、ロッキー山脈の麓に金の採掘を目的として誕生した街です。その昔は、一攫千金を狙う人たちが集まり、ゴールドラッシュに沸きました。 デンバーは芸術と文化の街でも知られています。アメリカ造幣局、デンバー美術館、デンバー自然科学博物館などが知られていますが、今回は残念ながら見学する機会はありませんでした。次回は、歴史や文化を知る上でも是非、訪れたいと思います。 また、気候ですが、年間平均で300日が晴天と天候にも恵まれれています。今回の訪問した時期は、太陽の日差しも強く、暑く感じられましたが、日本のように湿度が高いわけではないので比較的に過ごし易い、気候でした。日差しがないと少し肌寒く感じられました。
今回、会場となったコンベンションセンターは、とても広く、日本では考えられない程、大きな施設で開催されました。会場の外には、とてもユニークなブルーベア(オブジェ??)があります。それが、中を覗き込むようにそびえ立つ姿が印象的でした。 ASMSでは、各質量分析メーカーが新製品を発表する場でもあります。発表の規模も世界最大の質量分析学会です。開催時は学会講演が朝から始まり、夜は11時まで、各メーカーのホスピタリティー・スウィートがあります。業界で三大メーカーとしてサーモフィッシャーサイエンティフィック、ABサイエックス、Watersがあり、加えてBuruker、Agilent。さらにPerkinElmer、LECO、島津など、各社の発表、展示やホスピタリティーなど、各社、とても力を入れています。 今回のASMSでは、新製品発表が少ない中、サーモフィッシャーサイエンティフィック社の新製品は注目を受けていましたので、ここで2機種の紹介をさせて頂きます。 1)Q Exctive 2)Orbitrap Elite Import Agent(Import Products) 今回のASMSは昨年と比較し、ポスターや参加企業の規模には変化はないように感じましたが、参加人数は増加しているように感じました。これは欧米のみならず、日本をはじめとするアジアでの参加が多く、特に中国、そしてインドなど数多くの参加が有りました。発表内容から感じられるのは、プロテオームに加え、バイオマーカーの定性・定量による成人病やストレス診断、メタボロームなど様々な研究がされており、私も最新のテクノロジーを搭載した質量分析装置の販売に携わり、お客様に最新のご提案を行って行く事が、弊社の理念でもあります社会貢献と思います。 |
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担当 営業 M.S / S.I