第93回 日本食品衛生学会学術講演会
#レポート2007.11.19
会場:静岡県立大学
月日:2007年10月26日(金)~10月27日(土)
10月26から27日にかけて、静岡県立大学にて開催されました、第94回 日本食品衛生学会に学術発表の聴講、弊社からの展示ブースの出展も予て、参加してきました。 今回の学術発表の中で、豊橋市保健所の山本先生の協力により、弊社が輸入販売、サポートを行っています、J2SCIENTIFIC社製のAccuPrep+AccuVap(自動濃縮装置付 GPC クリーンアップシステム)を使用しての研究発表が有り、そちらの方を拝聴させて頂きました。 山本先生の研究発表では、果実、野菜、穀類等をターゲットとした有機リン農薬の添加回収試験での前処理として、GPCを選ばれており、分画後のサンプルの濃縮が出来、任意の最終溶媒への置換が可能なAccuPrep+AccuVapの特徴を最大限使用された発表内容でした。回収率の結果を拝見しましても、穀類など、一般に油分が多くSPE処理等ではなかなか夾雑物からの分離精製が困難で、回収率が低下しがちな穀類に関しても各成分、非常に有用な回収率になっていました。 実務レベルでの回収率データや貴重な学術発表を目の当たりにし、非常に感動し、改めてAccuPrep+AccuVapの有用性を確認することが出来ました。これからも、AccuPrep+AccuVapの担当サポートエンジニア兼アプリケーションとして気合が入る発表でした。 その他の学術発表では、ポジティブリスト関係の題材が大半を占めていたのですが、以前に比べ多検体、他成分という前処理、測定法の確立などは落ち着いた印象がありましたが、その中でも、スパイス中における特定の農薬の定量、漢方中の農薬など、研究者の専門業種に特化した研究発表が多く、やはり特定の食品、特定の成分などではまだまだ苦労されているのだなと感じました。 今回の学会では、AccuPrep+AccuVapの実機を弊社ブースで展示しました。多分野のお客様に訪問して頂、様々な貴重な意見を耳にすることが出来ました。既存のAccuPrep+AccuVapシステムへの興味も幾つか頂いたのですが、何人かのお客様より、来年リリース予定の全自動SPE+濃縮システムへのお問い合わせも頂きました。スペック等、詳細が確定し次第、HP、カタログなどでご紹介したいと思います。 最後に、大変ご多忙の御身で、このようなすばらしい研究に、AccuPrep+AccuVapシステムを活用して頂き、データ、アプリケーションなどでご支持、ご協力、大変貴重なアドバイス等を頂きました豊橋市保健所 山本先生及び共同研究者様に深謝致します。 |
担当 サービス T.S