2004分析展 JAIMA
開催:幕張メッセ
日時:2004年9月1日(水)~ 9月3日(金)
様々な分析装置を扱う商社の一員として、初めて分析展に参加させていただきました。地球を守り、未来を創る、分析技術をテーマに、第42回2004分析展が幕張メッセにて開催されました。過去最高の出展社数168社と規模も大きくなり、国内企業の出展以外にも欧米および中国、韓国、台湾からの出展もあり、「ピッツコン・イン・日本」と思わせられる国際展への傾向を強く感じました。 材料・ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、環境など各分野において分析・研究開発が、私達の地球の未来を築くためにどのように展開されているかを私共が、未来への架け橋のひとつとなるためにお伝えできれば幸いです。 サーモエレクトロン株式会社においては、「総合力」をテーマに装置・分析情報が紹介されました。高性能ハイブリッドFT―MS「FinniganLTQ-FT(FTICR-MS)は、プロテオミクス、新薬開発、代謝分析などにおいて精密質量の測定を高感度・高分離能が可能な最高の分析能力がとても魅力的でした。 最近の分析傾向の一つにLC/MS/MSが注目されています。そこで、サンプルのコンタミネーションに着目したのが、資生堂のオートサンプラーZです。現在のMS/MSは非常に高感度のために、オートサンプラーによる試料注入時の微量のキャリーオーバーが問題視されています。それを、超音波洗浄を搭載したオートサンプラーZが解決してくれます。弊社のユーザーにおいてもLC/MS/MSのシステムとしてパワフルに稼動しています。 また原子吸光・ICP発光分光光度計が新しく生まれ変わりました。原子吸光AA240・280シリーズ、ICP発光マルチ型Vistaは、今まで好評をいただいていた高感度・操作性・ヘルプ機能は全機種継承しながら、低ランニングコストの実現に成功しています。環境分析から半導体分野にいたるまで、高感度でありながら簡易な測定をどなたにでも可能にしている優れた装置と感じました。WEEE・RoHSなど欧州法規制の対応できる製品群にも魅力を感じます。お客様の分析・研究開発のパートナーの一人として欠かせない存在と言っても過言ではないのではないでしょうか。 分析展の活気溢れる会場には驚かされるばかりでした。分析装置の基本性能や機能の向上だけでなく、新技術をどこよりも早く開発を行い、分析開発者に提供できるか競われています。私共はそれらを知識として身に付けるだけでなく、お客さまへ提案できる技術として身に付けていかなければならないと思います。そして、その技術力が活かされたとき、地球を守り未来へと貢献できることを誇りに思い、さらに営業活動に邁進していきたいと思います。 |
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担当 東京営業所 A.S