PITTCON 2004

#レポート2004.03.29

会場:アメリカ イリノイ州 シカゴ
月日:2004年3月7日~2004年3月12日

 私のPITTCON見学は、1999年オーランド、2001年、2002年ニューオリンズに続き4回目になります。今回は、シカゴでの開催で、私自身初めて訪れる街でした。以前と場所や会場は違いますが、スケールの大きさはさすがアメリカと思います。日本の展示会では、ほとんどの場合が無料(招待券など)ですが、高い料金を払い、多くの人が情報収集に来る事にPITTCONのパワーを感じます。ですから各メーカーも新商品を発表するのだと思います。

今回のPITTCON2004のポイントは2つあると思います。

まず、1つ目は、分析に対しての高速化。当然、処理検体数が多いお客様では、分析時間をいかに短縮するかがテーマとしてありますが、そういったニーズに応える商品。

2つ目は、省スペースを意識した装置のコンパクト化です。こちらも多くのお客様で課題となっており、限られた実験スペースをいかに有効使用するかの問題解決に繋がるものと思います。これらのものは、今後更にお客様のニーズに合った商品として進化していくものと考えられます。

その他気付いた点は、バイオ関連の変化です。近年、多くの研究者の間でプロテオミクスを主流とした研究が盛んに行われております。しかし今後は、プロテオミクスからメタボロミクスへと変わりつつあると感じたところです。

消耗品などにも注目し情報収集したところ、興味深い商品が数多く有りました。今後、弊社の展開として、HPLC用バイアル、プラスチック関連商品など日々使用の商品などに関しては輸入なども検討し、近い将来お客様に高品質、低価格のより良い商品を提供できる様にしていきたいと考えています。

最後にPITTCONでは、新商品情報や日本では見かけないメーカー商品の他に、手袋のみ、ガラスセルのみなど一つのものに特化して展示しているメーカーなどもあり、中には「これは何?」と見ているだけでも面白い商品・コーナーもあります。
規模が大きいだけに日本では考えられない光景でした。

担当 名古屋営業 M.S

医薬、食品、環境、材料、バイオなど、様々な分野で使用される分析機器・理化学機器および各種消耗品のことなら中部科学機器へ

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