日本食品衛生学会 第120回学術講演会
月日:11月7日(木)~8日(金)
場所:中部大学 春日井キャンパス
11月7日、8日の二日間、愛知県にある中部大学の春日井キャンパスにて日本食品衛生学会が開催されました。今回の学会には弊社からもブースを出展し、来場された方に食品分析に関する弊社取扱製品の紹介を行いました。
今回の学会には、弊社の営業スタッフおよび輸入商材の担当スタッフが参加しましたので、下記にレポートを掲載いたします。
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弊社のブースでは、昨今のニュースで取り上げられることも多い、人体に蓄積されることによる健康影響が懸念されるPFAS(有機フッ素化合物)の分析に関する製品を紹介させていただきました。
今回紹介させていただいたUCT社のQuEChERS製品は、多様な食品サンプル(果物、野菜、パン、牛乳、チーズ、その他の乳製品、肉) に含まれる16 種類のPFAS を検査するためにアメリカのFDAでも使用された実績があります。
弊社のブースに立ち寄られたお客様の中には、これから食品中のPFAS分析を検討される方もいらっしゃいました。上記のQuEChERS製品に興味を持っていただき、併せて紹介したPFAS分析対応用のバイアル瓶にも注目していただけました。
PFASと言うとこれまでは水道水が主流でしたが、全体的に食品業界でもPFASを気にしていかなければいけないという意識も高まっていると感じました。食品業界において、すぐにそのような方向に動くかはわかりませんが、今後の動向には注目していきたいです。
今回のブースを出展されていた企業は、弊社以外ではほぼメーカーでした。競合他社は出展していませんでしたので、商社としてこのような学会でブースを出展して商品を紹介することでお客様へのケアができているのは、弊社の強みであると感じました。また、他社とは違う角度で差別化を図れたと思います。
今後も機会があれば出展だけではなく学会にも積極的に参加し、業界のトレンドを先取って営業に活かしていきたいです。
担当:名古屋営業所 Y.K.
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私は今回初めて学会に参加し、弊社が出展したブースにて、自部署が取り扱っている製品についてお客様に直接説明をさせていただきました。日頃の内勤業務ではなかなか知ることができないお客様のニーズや業界のトレンドを知ることができ、非常によい経験となりました。
今年度の食品衛生学会は、11月7日と8日の二日間にわたって、各種講演会、技術セミナー、ランチョンセミナー、企業展示、ポスター発表が行われました。
食品中の残留農薬やアレルゲン物質の分析など、食品に関する企業展示やポスター発表が行われ、昨今話題になっているPFASについての展示や発表も見られました。
弊社では、今話題のPFASに関連する商品として、食品中のPFASの分析に使用するUCT社のQuEChERS関連とPFASの濃縮などに使用される固相抽出の展示を行いました。これらの製品はワールドワイドで使用されており、食品中のPFAS分析においてアメリカのFDAでも使用されています。
また、PFAS分析で使用するPPバイアル、テフロンを使用していないポリイミドセプタムを使用したキャップの展示も行いました。
弊社の展示ブースには、食品中のPFAS分析に興味を持たれた方が多く立ち寄っていただきました。欧米ではPFASの規制が進んでおり、日本でも水道水中のPFAS濃度の暫定基準値が設定されています。今後、食品中のPFASも規制対象になると考えられていることから、多くの方が関心を持たれていました。
今後は、業界の最新のトレンドを把握して、業界で注目されている製品を紹介できるようになりたいです。
担当:コマーシャルグループ K.I.